ももは｜ギャラリー｜おぼこ｜京都の雛人形・五月人形専門店・京都西陣の京ひな人形工房「巧(たくみ)人形」

男雛

黄櫨染kourozen桐竹鳳凰麒麟紋　極上T-O-2

天皇だけが着ることを許される絶対禁色の桐竹鳳凰麒麟文黄櫨染（きりたけほうおうきりんもんこうろぜん）のお衣裳です。世の中が平和な時には天から鳳凰が舞い降りてきて桐の木に棲み竹の実をついばむ、という故事に由来しています。桐竹鳳凰麒麟文様が浮かび上がるよう、あえて地色と文様部分の色糸を変えて別誂えした裂地を使っていますので、別格な印象が際立っている男雛です。半尻（はんじり）という公家の子供が着用する装束を着せ付けています。

女雛

朱華色hanezuiro小葵地浮線菊H-O-2

「おぼこ雛」は子供の姿をお雛さまにしたもので、三頭身くらいの愛くるしいお雛さまです。京都三大祭りの一つ葵祭で、斎王代が着用される十二単の唐衣（からぎぬ）によく使われる小葵地浮線菊（こあおいじふせんぎく）のお衣裳です。ローズピンクのようなお色目が可愛くて高貴な印象ですね。二陪織（ふたえおり）のふっくらした風合いが上質感を醸し出しています。裾が平安時代の十二単と同じく段重ねになっています。