工房便り
今日9月9日は
「重陽(ちょうよう)の節句」です。
たくみ人形「女将直伝蘊蓄(うんちく)」シリーズ!
かしこなるさかい、よう聞いてね、、笑
重陽の節句は、桃の節句や端午の節句などと同じく
季節の節目となる五節句の一つです。
新暦と旧暦、あまり馴染みのない言葉ですよね。
明治五年に新暦が採用されて以来、新暦では日にちが約1ヶ月早まりました。
奇数を陽の数字、偶数を陰の数字と考えた中国の陰陽説では
最大の陽数である九が重なる9月9日は「重陽」として長寿を願う風習がありました。
重陽の節句の象徴といえば菊ですが、
秋の収穫の時期とも重なるため栗もまた良し。
そして、な、なんと!
明日10日は旧暦の「中秋の名月」なんです。
という訳で、、、
西陣の「鳴海餅さん」で
栗のお赤飯と明日10日の「中秋の名月」にちなんで月見団子を買うてきました。
2日続けて美味しい和菓子が食べられる幸せ〜^ ^♪
行事の後、皆で頂くお食事会を直会(なおらい)といいますが、
桃の節句には「ちらし寿司」や「菱餅」「蛤のお吸い物」、
端午の節句なら「柏餅」や「ちまき」など行事ならではの食べ物も楽しみの一つですよね。
新暦では9月9日ですが、今年の旧暦では10月4日にあたり、
京都市内各所で重陽の節句の神事が行われます。
北野天満宮さんでは10月29日、
菅原道真さんが宮中での重陽の宴に合わせて詩を詠んだことに因んだ
「余香祭(よこうさい)」という神事もありますね。
今でも桃の節句を旧暦でお祝いするのが習わしのお家もたくさんあります。
お雛さまのお誂えにどうしてもお時間を頂いてしまうので
「旧暦でお祝いします」とおっしゃってくださるとほっとする時が度々あります。
新暦と旧暦、
若い方にとっては聞き慣れない言葉でしょうし
桃の節句の起源からお話させていただくことも多いですが、
五節句を始め、無病息災を願い成長を祝う伝統的な行事を
ご家族の絆を深める年中行事として大切にしていきたいものですね。
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