工房便り
西陣からの便り
2011年03月17日
未曾有の大震災。
実は11日のあの時間、わたしは避けられない所用で
東京にいました。
帰りの新幹線に乗るために、東京駅目指して山手線に
乗り、「田端」に着いて数秒後、突然「ガタン!」と
車体が大きく揺れました。
その後どんどん揺れが激しくなり、立ってるのもやっとなくらい・・・
ほんまに怖かったです。
何が起こったのか全くわからず、本気で死ぬかと思いました。
あんな地震の揺れ初めてです。
帰宅難民になってしまったわたしは、
その晩、近くの小学校の避難所でお世話になり、寒さと余震で
寝られない夜を一晩過ごしました。
次の日やっとの思いで京都にたどり着いた時は、
心底ほっとして、一気に疲れが・・・
さっきまでの東京の混乱ぶりが嘘みたいに、
京都はあまりにしら~っとしていて、
遠い外国から帰って来たかのような錯覚さえ覚えました。
「本来、いる可能性の少ない東京で、ありえない地震を
経験したわたしは、歴史を体感する女やわぁ~」
とか強がり言いながら、
今東北地方で起こってることが絶対にひと事ではない!
ということを身を以て経験できた一日でした。
直面しておられる惨状を考えたとき、
いつも通りの生活をすることがはばかられてしまいます。
電気もガスも水も如何に使いたい放題使っていたか、
如何に毎日快適過ぎる生活を送っていたか・・・
反省させられます。
自分に何ができるのか、今するべきことは何か、
一人一人がよく考えて行動せんとあきませんね。
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