工房便り
西陣からの便り
2011年03月07日
先日おひなさまをお届けした村上開新堂様。
京都で一番古いと言われる、老舗の洋菓子屋さんです。
扉を開けると、昔のままのレトロな店内の光景が、
タイムスリップしたかのようにいきなり現れるんですよ。
「何やろ、この懐かしさは・・・」と思いながらしばらく
佇んでしまいました。
よくぞ、建て替えられずに残してこられたものです。
(維持されるのは大変なことやと思います。)
実はM様、先代の時からご贔屓にしてもろてるんです。
今回は奥様のおひなさまをお作りさせてもらいました。
お人柄のようわかる、笑顔の素敵なご夫婦です。
うちと同じで、ご家族だけでお菓子を手作りしたはるん
ですよ。
池波正太郎さんも大好物の、有名な好事福盧(こうずぶくろ)
をいただいて帰りました。
さっぱりとした懐かしい味の「おみかんのぜりー」です。
ご夫婦のお人柄を表す、優しい味がしました。
手作りのお品もんって、やっぱり作り手の心がそのまま
作品の中に現れますよね~
改めてそんな思いを再確認した一日でした。
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