工房便り
この前、朝日新聞の夕刊に 京都人の「いけず」
についての 「ほんまに、そうやわぁ」という、おもしろい
文章が載っていました。
・・・・・「ぶぶづけ伝説もそうだけれど、
長居してる場合じゃない時に居座るとか、
非礼を暗にたしなめるのが、いけず。
いかにヤボか突きつけられる。」
「延々と発酵を繰り返してきたいけずの真髄は老練で
皮肉がたっぷり含まれて、プライドがちらつき、排他的、
批判精神に富み、豊潤なのだ。」
「ものすごーく人あたりがいいので、いけずされていることが
わからない人だっている。」
ほんまににそうやわぁ~~~
「ぶぶづけでもあがっておいきやす」伝説は
京都人を言い表すことばとして よう取り上げられます
けど、
たとえば・・・
何か、いただきもんをしたとします。
「お皿は洗てくれはらんでも、空っぽのまま
返してくれはったら、よろしおすしな・・・」
それを真に受けて その通りにしたとします。
「まぁ・・・なんももの知らんお人やわぁ・・・。
いらんもん持っていったんやろか・・・」
とこうなるわけです。
そやから、京都の人は、「おため」を用意
したはります。いつでもお返しできるように・・・
それから、たとえば・・・
「ええ帯ですなぁ・・・」
とにこやかに声をかけられたとします。
ほめているようで、実は「着物はぱっとせえへんわ。
帯と着物がしっくりきてへんし・・・」
と思われてることもあるんです。
他府県の方にはそのニュアンスがわかりにくうて
裏表がありそうで 考え過ぎ違うの?と思わはるんですが
実際に京都に住んでると それは当たり前のことで
言葉の裏のニュアンスも推し量って考えるのんが
京都人なんです。
うぅ~ん、京都の人ってわかりにくうて 何かこわそう!
とちょっとビビッてる あ・な・た・・・
こわがらんでもいいんですよぉ
他府県の方にはやさしいですから・・・(笑)
ちなみに、わたしも京都人ですけど、
全然いけずではありませんので、ご安心下さい!!笑
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