願いのままに

願いのままに
かたちをつくる

京都西陣にある、
小さな、昔ながらのひな人形工房です。
人形司の手が生み出す、
手づくり京ひな人形の専門店です。

ひな人形というのは、
大切なお子さまの幸せが末ながく続きますように、
お子さまに一生お供できますように、
お子さまの一生の宝物となりますように、
という願いからつくられるものです。
大きく見ればみな同じようなその願いも、
小さく見ればその願いのかたちはひとそれぞれ。
ひとつひとつまるでちがうものです。

私たちは、
お客さまおひとりひとりによってかたちがちがう
そんな願いのひとつひとつを
そのまま人形の一体一体に刻んでいこう、と思います。

どんな願いを込めたものにしたいのか、
どんな想いがそこにあるのか。
京都西陣にある、小さな、昔ながらのひな人形工房に、
お客さまの声をどうぞお聞かせください。

すべてが受注生産の私たちの人形づくりは、
そこからしか始まりません。

想いを姿に変える
人形司の手仕事

私たちは人形を売る店ではありません。
願いの姿であるお雛さまを、おひとりおひとりのお客さまのために手づくりする工房です。京都・西陣に受継がれた昔ながらの職人の技を大切にしています。

一体のお雛さまには、数多くの職人たちの熟練の技が息づいています。専門的な手仕事の数々をひとつにまとめあげ、命を吹き込むのが人形司の仕事です。命は細部に宿ります。

これほど手の込んだ仕事をする人形工房は、いまどきそうはないでしょう。それでも、そうしておひとりおひとりのご要望にお応えしていくよりほかに方法を知りません。丁寧に、まっすぐに、お客さまの願いをかたちにしていこう、と思います。

京都といえば「伝統」や「格式」という言葉を連想されるかもしれません。それらは決して形式的なだけのものではなく、そこには良いものを大切にするこころがあります。
有職御雛人形司としてお雛さまづくりに励んできたなかで、人形づくりの技巧を磨くこと以上に、お子さまの健やかな成長を切に願い祈るこころ、丁寧に大切にお雛さまをつくり慈しむこころ、を学んできたように思います。私たちはお客さまのこころをお雛さまにします。親が子を思う気持ちをそのままかたちにするのです。飾るたびに、子の成長を感じ、愛しく思う。そんなお雛さまです。お子さまにとって、ご家族にとって、お雛さまは大切な出来事であり、絆となるものであり、思い出となるものでもあります。
ありがたいことに、そんな想いでつくる私たちのお雛さまを喜んでくださるお客さまと出会い、ここ京都・西陣で、永く、京ひな人形をつくり続けております。これからも、わたしたちのお雛さまを喜んでくださるお客さまのために、お子さまの健やかな未来のために、こころを込めた仕事をしてまいります。

有職御雛人形司 槙野巧雲

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