工房便り
西陣からの便り
2017年12月06日
寒いです!
寒がりの私には、つらい季節がやって
きます。
けど、京都の冬はまだまだ
こんなもんじゃ~ありません。
ここ何日かは、工房の前のイチョウの
木の葉っぱが一斉に散り始め、
毎朝、落ち葉と格闘しています笑
さて、今日は奥の深い京都の話の第二弾!
うちの工房から歩いて5分位の所に
「千本釈迦堂」というお寺があります。
明日とあさっては「大根焚き」(だいこだき)
の日で、大根の炊いたんをいただいて
「中風除け」のご利益をもらおうと、毎年
たくさんのお年寄りがお参りしはります。
その釈迦堂さんにまつわるお話です。
おかめ像・・・
鎌倉時代、釈迦堂の本堂建立
を任された有名な大工の棟梁は、
大事な柱を短く切ってしまい
困り果てていました。
それを見かねた妻の「阿亀(おかめ)さん」は
智恵と機転で夫の窮地を救ったのですが、
そのことが世間に知れては夫の名誉に
かかわると、自らの命を絶ったのです。
ご主人の棟梁は嘆き悲しみ、釈迦堂の
上棟式で御幣に妻の面をつけ、冥福と
本堂の無事完成を祈ったということです。
京都では今でも上棟式の時、
火災除け・家内安全を祈って、
おかめの面の付いた上棟御幣が
使われますけど、こんなところにその所以が
あったんですね~
いや~ほんまに
京都は年中奥が深いですゥ^^
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