工房便り
今日から10月。
いよいよ秋本番って感じですねぇ~
今日はわたしの、うれしい「ひととき」デビューの日。
「ひととき」は朝日新聞の読者投稿欄です。
この前担当者の方から、
9月末か10月の始めに、わたしの投稿を
掲載します、という連絡をいただいてからというもの
毎朝真っ先に朝刊の「ひととき」欄を
開いては「あぁ~、今日も載らへんかった^^;・・・」
と、この日を今か今かと待ちわびていたというわけです。
ついに、今日10月1日、わたくし、岡田宏美、「ひととき」
デビューを果たしました(笑)
早速友達や知人から朝いち「読んだえ~」という電話やら
メールやらをもらって、反響の大きさにびっくり!
ちなみに友達の話では、「ひととき」欄に掲載された
投稿者の方達ばかりの「ひととき会」なるものがあるそうな・・・
またまたびっくり・・・
諸先輩方の足元にも及ばない、へたくそな文章ですが
以下、よろしければお読み下さいませ・・・(原文のままです)
「箱いっぱい父の愛」
東京で働いている息子に時々、宅配便で荷物を送る。
会社勤めをして3年目。まだまだ初心者マークの社会人だ。
「もうそろそろ、また何か送ってやったらどうや」と
言い出すのはたいてい主人の方だ。荷造りも主人が
担当してくれる。「他にもっと入れるもんないか。まだまだ
空いてるぞ」という言葉に「何かええもんあったかいな・・・」
と探してみる。
お金さえ出せば何でも手に入る東京で、日々の生活に
困ることはないだろうけれど、遠く離れて暮らす息子のことを
思うとついついいらぬ心配までしてしまう。
主人はダンボール箱の大きさや形も考えながら順序よく
入れ、壊れ物は丁寧に包んだ後、動かないようにすき間に
詰め物をする。大雑把な私にはまねのできない細やかさだ。
「お父さんの荷造りにはいつも心がこもっているなあ」と
言うと、主人は「そんなことあらへん。誰がやっても一緒や」
と照れ笑いしている。
しばらくすると息子からメールが届く。「おかん、ありがとう。
荷物届いたわ」。いやいや、送ってくれたのはお父さんです。
丁寧な荷造りに込められたお父さんの気持ち、届いて
いますか。将来、息子が父親になった時、聞いてみようと
思っている。
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