工房便り
西陣からの便り
2013年11月22日
京都は 朝からきれいな晴天。
左大文字山も少しずつ 色付いてきました。
今日も、お雛さまの見方の 其のⅡ・・・「お顔について。」
「雛人形の顔って 夜見たら何か怖くて
今まで好きになれへんかったんですけど、
こちらのお雛さまに出会って、その思いが消えました。
優しくてきれいでいいお顔したはりますね!」
有難いことに、うちのお雛さまは たくさんのお客さまに
一目惚れしてもらわはります。
お顔には人それぞれのお好みがありますが
「わたしは 怖い顔が好きなんです。」
という方は、多分少数派でしょうね (笑)
実は、うちのお雛さまのお顔は、頭師(お顔を専門に作る職人)
に特別のお化粧をしてもろてます。
そやし、優しいんでしょうね、きっと。。。
お顔選びで大切なことは、自分の感性で見る!ということ。
「この顔が一番いい顔ですよ。」
とか、
「この顔にしといたら 間違いないです。」
とか、
お店の人の基準に惑わされないこと。
心を静かに落ち着けて、お雛さまとお話ししてみてください。
本当にいいお人形からは、特別の空気が出ているものです。
本来 お人形の鑑賞とは、その空気感や情感を味わうものなんです。
今日もいっぱい ちょっと難しいこと言うてしまいましたけど、
お雛さまについて わたしに語らせたら、止まらへんのですよ~(笑)
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